さえずる小鳥なんの鳥 アイヌのひとたち いつだって おじいちゃんも おばあちゃんも 聞き分けていた 小鳥のさえずり 声聞くだけで 小鳥のお顔が飛んできて 小鳥を名前で呼べたんだ 小鳥をこころに 抱けたんだ 退化したぼく 小鳥の顔と名前をしらない でも小鳥 さえずりに 耳澄まされて 好きだなって かわいいなって 嬉しくなるのはかわらない 若葉が芽吹いた梢から こぼれもれくる春の光に きらめきながらふりそそぐ さえずる小鳥 なんの鳥
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