高畑耕治の詩


こころ絵ほん(に)


おんぷと虹と星のうた

輪になろ こころ
世界は ふしぎ
まわるとかわるよ 輪になろ
   まわろ
回転木馬 まわりだそ
もぐってうかぶとなみのうえ
こがめのこうらにのってるよ
耳をすませば 人魚の
   うたごえ
風にはこばれ
わたぼうし まあるい気球
お空にのぼろ
まじょになろ おんぷの
   ほうきに
またがって
お空へくるくる 舞いあがろ
なないろ絵の具 おんぷの
   お筆で
お空におおきな 虹を描こ
あれもう三時 おやつは
   虹の
ドーナッツ
ほおばろ おいしく
ほっぺのふうせん ふくらまそ
でもひとつだけ
お空たかく ほおりあげ
ほらブーメラン
   くるくる
ぐるぐる 目がまわる
銀河系も アンドロメダも
輪になろ まわろ
まあるい輪の星 土星は
   おんぷ
ドレミの ドのかお
銀河のよこがお おなじかお
星のひびき 好きだから
星のしぶき あびながら
   三日月の
お舟ゆっくりこいでゆこ
手のひらむすんで
そっとすくお 星しずく
   三日月の
じょうろで あげよ
赤 白 黄いろ 金 銀 むらさき
星の花 ほら いちりんの
青い花
かれないように
星しずく こがめと人魚に ふりそそご


「 おんぷと虹と星のうた 」( 了 )

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