あ
彼岸花、鮮やかなあか、くすんでひどく、悲しい。 燃える炎に逢えるだろうか、季節越えて、 もういちど。
き
虫の音あまりに澄んで頭、突きぬける。 吸いあげられて月に、 ゆきたい。
す
この香り、教えてくれたあのひとの、 この香り、好きだといった微笑みの。 微風、オレンジ、あのひとの、 息。 きんもくせい。
秋、 好き。 抱かれていたい。
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