高畑耕治の詩


こころ花(こ)

飛んで

雨に打たれ
川なかひとり
ぽつんとひとり
さぎ うつむいて
耐えていた
さむい冬のこころのあかり
ぼくのともだち
さよならいえず
いなくなった
飛んでった

どこにいるの?
東北へ?
東北で
泣いてるこども
空からみてるの呼んでるの?
なかよしになろ
まだこわいけど
飛んでゆこ
とりもどそうね ゆめの羽
いっしょに探してみつけたら
空いちめんに
舞い描こうよ
とりの羽ばたき
ゆめの花


「 飛んで 」( 了 )

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